温度生物学研究グループ

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研究内容

感覚受容は生物が環境情報を取り込む最初のステップであり、適切な応答と生存のために欠かせません。私たちはTRPチャネルなどの温度受容体とそれらを取り巻く膜脂質の機能的連関に焦点を当て、ショウジョウバエの温度走性や温度適応の分子メカニズムとその生理学的意義を解析しています。また、老化や疾患で起きる感覚機能障害においてその原因となる酸化ストレスが膜脂質と受容体に与える影響を明らかにすることを目指しています。さらに、昆虫の感覚受容メカニズムを利用してこれまでにない忌避剤や殺虫成分を探索・開発し、次世代の害虫防除戦略を創出しようとしています。


感覚機能の分子基盤の解明と害虫防除への応用
A) 感覚受容体の機能は周囲の膜脂質の様々な作用によって制御される。
B) 昆虫の感覚受容メカニズムを利用して新しい害虫防除策を確立する。