認知ゲノム研究グループ

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研究内容

適切な時空間的遺伝子発現調節は、個体・組織・細胞の各レベルの適切な構造の構築と機能の遂行に必須です。疾患動物モデルおける遺伝子発現動態(トランスクリプトーム)に関する包括的な解析は、さまざまなヒト疾患の分子的因果関係の理解につながります。現在、我々は霊長類疾患モデルの脳を用いて、時空間的に特異的な調節遺伝子をマクロスケール(脳機能領域)から単一細胞レベルにわたり解析しています。加えて、精神神経関連遺伝子に自然発症的機能喪失変異を有する個体の同定も行っています。これらの研究を通じて、ヒト疾患、特に精神神経疾患のための霊長類疾患モデルの作製を行い、病態の理解と解明に向けた研究を推進しています。

マーモセット前頭葉におけるシングル核トランスクリプトーム解析。多種多様な細胞種が認められる。