神経分子動態生物学研究グループ

連絡先

nshiina_at_nibb.ac.jp
ohashi_at_nibb.ac.jp
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研究内容

神経樹状突起への特定のmRNAの輸送と局所的翻訳制御は、神経突起が互いにどのシナプスで接続して神経ネットワークを形成するかを制御する重要な遺伝子発現システムです。「RNA 顆粒」はこの遺伝子発現システムを担っています。私たちの研究グループは、mRNA 輸送と局所的翻訳を制御するRNA 顆粒因子、その標的mRNA、RNA顆粒の液 – 液相分離・凝縮といった物理的特性、局所的タンパク質合成メカニズムをマウスを用いて研究しています。それらがシナプス・神経ネットワークの形成、記憶・学習、および行動に果たす役割の理解を目指します。

RNG105の欠損は、暗箱における恐怖体験の長期記憶を顕著に損なう。
RNA顆粒は液体の性質(RNG105)と個体の性質(FUS)を持ったサブ構造から構成される。