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2024年02月15日
Computational Neurology Club Seminar(第7回)

日本学術振興会 学術変革領域A「行動変容生物学」・生命創成探究センターの共催により以下の研究会を開催いたします。是非、ご参加くださいませ。

Computational Neurology Club Seminar(第7回)

講 演 者 :伊藤 暁(ExCELLS)
開催場所:オンライン(zoom)
開催日時:2024年3月21日(木) 15:30-17:00
タイトル:分子シミュレーションで見るアミロイドベータペプチドの凝集初期過程
概要:アルツハイマー病を引き起こす原因の一つとして、アミロイドベータペプチド(Aβ)が凝集して形成するオリゴマーあるいは不溶性のアミロイド線維が考えれらている。固体NMRやクライオ電子顕微鏡を用いた実験によりアミロイド線維の立体構造が明らかになっていが、これらの構造がどのように形成されるのか、その形成過程は未解明のままである。そこで、我々は分子シミュレーションを用いて、この解明に取り組んでいる。最近の我々の研究により、Aβのアミロイド線維形成の初期過程に重要な役割を果たすアミノ酸残基を特定することに成功した。また、細胞膜表面や水溶液表面のような親水性/疎水性界面でアミロイド線維形成が促進されることが知られている。分子シミュレーションを用いることで、界面でのアミロイド線維形成に関する新たな知見を得ることにも成功した。本発表では、これらの研究について紹介する。

詳細・申し込み: Computational Neurology Club