2020年12月9日(水)に、伏見 圭司 先生(静岡大学 理学部・特任助教)をお招きし、2020年度第3回ExCELLSセミナーを開催いたします。
日時
2020年12月9日(水) 12:00〜13:00
場所
Zoomオンライン
演者
伏見 圭司 先生
(静岡大学 理学部・特任助教)
題目
光スイッチの開発を目指したシアノバクテリオクロムの分子基盤
Molecular Basis of Cyanobacteriochromes for Developing Photoswitches
要旨
光は、色、強さ、当てる場所や時間を自由に制御することが可能なツールであり、様々な分析機器に利用されています。近年、光合成生物を始めとする様々な生物から光を感知する機能をもつ「光受容体」が発見されています。光受容体は、特定の波長光を吸収することによって光変換(可逆的な分子構造の変化)を示します。光遺伝学(オプトジェネティクス)と呼ばれる研究領域では、この特性を利用して、光操作によって生体分子の機能を制御する「光スイッチ」の開発が盛んに行われています。
本研究室では、シアノバクテリアのみがもつ光受容体である「シアノバクテリオクロム(CBCR)」に焦点を当て、光スイッチの基盤となる分子の創出を行ってきました。今回のセミナーでは、これまでの知見を基にして本研究室で行ってきた CBCR の機能改変とその分子基盤についてお話します。
お問い合わせ先
青木 一洋(定量生物学研究グループ)
当日の様子