概要

生命創成探究センター(ExCELLS)が2018年4月の発足から3年間で進めてきた研究の一端をご紹介します。
「生きているとは何か?」という問いの解明を目指した新たな生命科学研究の世界をお楽しみください!
この講演会はどなたでもご参加歓迎です!
※当日の録画・録音はご遠慮ください

プログラム

プログラムは都合により変更になる場合がありますので予めご了承ください。

第1部講演会13:30-16:00

  • 13:30-14:00

    巨大ウイルスから物質と生命との境界を探る

    近年、細菌を超える大型サイズのウイルス“巨大ウイルス”の存在が世界各地で報告されるようになりました。本講演では、クライオ電子顕微鏡という新しい手法を用いて明らかになってきた巨大ウイルスの詳細な構造を紹介します。そして、巨大ウイルスを通して「生きている」とはなにか、「物質と生命との境界」はなにか、を考えてみたいと思います。

    村田 和義
    生命創成探究センター/生理学研究所
  • 14:05-14:35

    光で生命の本質に迫る

    物理学者のリチャード・ファインマンは、「私は自分に作れないものは、理解できない」という言葉を残しています。私たちは「生きているとはなにか」という問いに対して、作るというアプローチで理解することを目指しています。本発表では、「光」を使って生き物を操作することで生命の本質を照らし出す研究を紹介します。

    青木 一洋
    生命創成探究センター/基礎生物学研究所
  • 14:40-15:10

    最強生物クマムシの仕組みを解き明かす

    水は生命にとって必要不可欠です。その一方で、体内の水を極限まで脱水し、乾燥に耐える能力をもつ生物も存在します。そのひとつがクマムシです。本講演では、最強生物と名高いクマムシとはどんな生物なのか、生息環境や飼育法、体の構造といった基本的な説明から、国内外でおこなわれている最新の研究内容についても触れていきます。

    田中 冴
    生命創成探究センター
  • 15:15-15:45

    極限環境微生物から読み解く地球外生命の可能性

    地球外には、生命がいるのでしょうか?この答えを、今、人類は持っていません。私は、地球外環境に類似した地球のアナログ環境を調べることで、その可能性を探っています。本講演では、皆さんと地球外生命の可能性について、ディスカッションしたいと思います。

    鈴木 志野
    国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構
    宇宙科学研究所
  • 15:45-16:00

    ExCELLSの説明

    加藤 晃一
    自然科学研究機構 生命創成探究センター センター長

第2部パネルディスカッション16:10-16:35

坂本 貴和子
自然科学研究機構 研究力強化推進本部

講演者がみなさんからの質問・疑問に答えます。質問事項を事前質問受付フォームで受けつけていますのでご自由にご記入ください。なお、全ての質問にお答えできるとは限りませんので予めご了承ください。

  • 16:35-16:40

    機構長挨拶

    小森 彰夫
    自然科学研究機構機構長

お問い合わせ

第31回自然科学研究機構シンポジウム 事務局 自然科学研究機構 事務局企画連携課企画連携係

電話: 03-5425-1898(平日8:30-17:15) Email: sympo31(at)nins.jp ※上記の (at) は @ に置き換えてください

主催/大学共同利用機関法人自然科学研究機構